
ブックメーカーにはアジアンハンディキャップというルールが存在します。
ブックメーカーのサッカーにおいてアジアンハンディキャップはとても重要なルールになりえます。
そこで本記事ではアジアンハンディキャップについ分かりやすく解説。
また、より理解度を深めるためにアジアンハンディキャップを使用したサッカーの計算問題などをご用意しています。
Contents
アジアンハンディキャップ(Asian Handicap)の意味をザックリ
ブックメーカーとは、勝敗のみに賭けるやり方など様々な賭け方があります。その中でも今回はサッカーのみに適用される「アジアンハンディキャップ」と呼ばれる賭け方を紹介します。
ハンデは、+0.5,+2,-1のように割り振られており、試合終了のスコアからハンデを計算して勝敗を決めます。
また、ハンデにより引き分けがないことがアジアンハンディキャップの特徴といえます。
実力差がありすぎるチームとの試合だと、賭ける対象が偏ったより、面白くなくなくなります。
しかし、アジアンハンディキャップでは、最後までどちらが勝つかわからなくなり、ハラハラ・ドキドキできます。
なぜアジアンハンディキャップはできたのか
アジアンハンディキャップは、元々インドネシアのブックメーカーで使われていた「hang cheng betting」のルールをもとにしており、言葉はジャーナリストのJoe Saumarez Smithが造ったと言われます。
その後、アジアンハンディキャップを採用したブックメーカーは増え、その名前は広がりました。
ハンデを加え、実際の試合結果とは異なる勝敗にすることでよりゲームを面白くしています。サッカーの試合にベットすることが多い方は覚えておいたほうがよい賭け方です。
アジアンハンディキャップがあるスポーツとは
先程も述べたように、アジアンハンディキャップはサッカーのみが対象となります。
また、アジアンという名前ですが、アジア以外の全てのサッカーを対象としています。
どのようなスポーツでも適応できる賭け方であるとは思いますが、なぜサッカーのみなのかは不明です。
通常のハンディキャップとの違いは?
アジアンハンディキャップでけではなく、通常のハンデキャップ(ヨーロピアンハンディキャップ)もあります。
通常のハンデキャップとアジアンハンディキャップのルールはほとんど変わりません。
ただ、大きく異なるルールは、引き分けがあるかないかです。
例えば、通常のハンデキャップでは、以下の画像のように与えられるハンデは+1,-1のように整数となります。そのため、引き分けが存在します。
ただし、アジアンハンディキャップには基本的に+0.5,-1.5のように小数点第一位までとなります。そのため、基本的には引き分けは存在しません
アジアンハンディキャップの詳細
ドローベットなし
先程の画像のようにアジアンハンディキャップでは、ドローベットの項目がなく、「ホームの勝利」か「アウェイの勝利」のどちらかにしか、賭けることができません。
ドローにもべットしたい場合は、通常のハンデキャップで賭けましょう。
ドロー時は返金
ドローベットがないためもしも賭けた対象が引き分けになった場合は、無効となり返金となります。
基本的には、ハンデは0.5や1.5などの小数点なので、返金(引き分け)にならない場合が多いです。
ハンデ0にした場合
基本的には小数点が含まれているため引き分けになることがないと説明しましたが、以下の画像のように0/0という項目も存在します。
これに賭けると「ハンデなし」での賭けとなるため、試合結果が0-0,1-1になった場合、引き分けとなり返金の対象となります。
実力が同じくらいの相手同士の試合で、勝敗がわからない場合は、ハンデゼロに賭けておけば、自分の応援するチームが負けなければ損はしないことになります。
ブックメーカーでは、このような「引き分けの際に返金」という条件がついているドローノーべット(Draw No Bet)という賭け方もあります。
ルールとしては、全く一緒なのでハンデゼロに賭ける場合は、アジアンハンディキャップとドローノーべットどちらの倍率が高いのか確認してから賭けたほうがよいです。(実際に倍率が異なるため)
ハンデが2つある場合
以下の画像のようにハンデが2つある場合もあります。
2つハンデがある場合は、スプリット(Split)などと呼ばれます。
これに賭けると、賭けた金額が自動的に2つのハンデに振り分けられることになります。
画像のハンデを参考にして説明していくと、
赤枠で囲まれたセビリア側のハンデが-1.0と-1.5となっております。例えば、ここに200ドル賭けた場合、掛け金は自動的に2分されます。
200ドルを賭けた場合
-1.5に100ドル
結果としては、以下となります。
結果例
・両方はずれ
・片方当たり
・ドロー
少々ややこしいですが、慣れてくるとこの2つのハンデを上手くつかい、楽しめるようになります。
アジアンハンディキャップの実例と練習問題
では、実際にアジアンハンディキャップでの実例を紹介していきましょう。
問題文と回答を記載しておきますので、回答を見る前に考えてルールを理解してください。
〈問題〉+1.5のホームに賭けて0-0で試合が終了した場合
〈問題〉-0.5のアウェイに賭けて2-1で試合が終了した場合
〈問題〉+1のホームに賭けて0-1で試合が終了した場合
〈問題〉ハンデなし(0)のホームに賭けて0-0で試合が終了した場合
〈問題〉-0.5,-1.5のアウェイに賭けて1-2で試合が終了した場合
〈問題〉+1,+2のホームに賭けて0-0で試合が終了した場合
〈問題〉+0.5,+1のホームに賭けて0-1で試合が終了した場合
〈問題〉-1.5,-1のアウェイに賭けて1-2で試合が終了した場合
〈問題〉+1,+2のアウェイに賭けて3-0で試合が終了した場合
ライブベット時のアジアンハンディキャップについて
アジアンハンディキャップは試合中にも賭けることができます。ただし、その場合は、注意があります。
例えば、前半が終了し2-0となっている時点で+1のホームに賭けたとします。
賭けた時点から点数は0-0として考えるので、このまま試合が終了した場合、ハンデを計算した結果1-0となり、当たりとなります。
このように、賭けた時点から点数がカウントされるので、試合の流れをみてから賭けることができます。
試合前に賭ける場合と少しルールが異なるので、覚えておきましょう。
アジアンハンディキャップがあるブックメーカー
アジアンハンディキャップのルールは、少し難しいですが覚えればより一層スポーツべットを楽しめるはずです。
では、実際にアジアンハンディキャップべットができるブックメーカーを紹介していきます。
お使いのブックメーカーによっては、アジアンハンディキャップを採用していない場合もありますので、一度確認してみてください。
bet365
本サイトでおすすめしているbet365は、アジアンハンディキャップに賭けることができます。bet365は全て英語ですが、「Alternative Asian Handicap」というのが名前がアジアンハンディキャップです。
スプリットも多く用意されているので、勝てる幅が広がります。
bet365に関する記事
10bet Japan
10bet Japanは、日本人に向けて作られたサイトのため、サポートセンターへの連絡など全て日本語対応しております。そのため、初心者の方に使いやすいブックメーカーです。
勝敗だけでなく、ボール占有などもあるため、様々なアジアンハンディキャップを楽しめます。普通のに安飽きた方におすすめです。
アジアンハンディキャップのメリット
体格や格の違いを予想
アジアンハンディキャップでの予想は、ホームの勝利かアウェイの勝利かの2択しかありません。引き分けの場合は、返金となるのでいかに負けないチームを選ぶかが重要です。
また、いかにギリギリのハンデを選ぶかで高オッズを獲得できるか変わってきます。
選択肢が少ないため、運任せで賭けてしまいがちですが、運任せだけではだめです。
対戦相手との実力差や選手の体格、選手のコンディション、ホームかアウェイか、天候などから結果を予想することが求められます。
いうならば、競馬の予想にも似ています。全てを分析した結果を元に賭ける!これがアジアンハンディキャップで勝つ方法といえるでしょう。
緻密な計算でより確実に勝利へ
先程も記載したとおり、アジアンハンディキャップでは、情報が重要となります。
また、対戦相手との対戦成績など細かなデーターを集め、緻密な計算をもとに勝てる方程式を作り上げることが大事です。
方程式を作り上げれれば、勝率も上がり高オッズの配当獲得できます。実力差が出ている対戦相手の場合は、アジアンハンディキャップが最適です。例えば、リーグ最下位vsリーグ首位のような試合のときです。
実力差は一目瞭然なので、+2アウェイに賭けても良いでしょう。
実力差に加え、ホーム側の主力選手が怪我をしているのであれば、少し強気に+3アウェイに賭けて高オッズを狙ってみるのも良いです。
逆にホーム側の主力選手が代表戦に招集されており、チーム力が大幅に下がる。アウェイに弱い。など事前の情報がある場合は、+1ホームに賭けて引き分けor勝利を狙ってみるのも手でしょう。
このように、ハンデを考慮しながら情報を元に勝敗を予想するのが、アジアンハンディキャップの面白みの1です。
アジアンハンディキャップのまとめ
アジアンハンディキャップについて説明させてしましたが、最後にルールを簡単にまとめておきます。
アジアンハンディキャップのルール
・ホームの勝利orアウェイの勝利のみ
・引き分けは返金
・2つのハンデがある場合は、掛け金が自動的に2等分される
全てのスポーツベットにいえるのですが、いかに多くの情報を集めるかによって勝率も変わってきます。
また、2×1のような一般的な賭け方だけでなく、アジアンハンディキャップのような特殊な賭け方を使えるようになるだけで、勝てる幅も広がります。
一度ルールを覚えてしまえば、難しくはないので一度試してはいかがでしょうか。