ブックメーカーのキャッシュアウトを徹底比較&解説!

さて、損切りする際、強い味方になってくれるキャッシュアウト
特にライブベット(インプレイベット)をメインにされているプレイヤーの方々は使う機会も多いのではないでしょうか。

キャッシュアウトとは?
キャッシュアウトとは、賭け額の数%を支払うことによって一度確定した賭けをキャンセルできる機能のこと。
試合前でも試合中でも、「全額負けそう〜!」と言う時に使える便利な機能なんです。
逆に「もう結構増えたからここで利益確定したい!」といった場合にも重宝します。今では多くのブックメーカーで使われている欠かせない機能ですが、
実はキャッシュアウトはブックメーカーの厚意によって提供されているスペシャルサービスなんです。
つまり、全てのベットで必ず利用できるわけではありません
便利ですが、頼り過ぎには注意が必要です。

ひと口にキャッシュアウトと言っても、ブックメーカーごとに特徴があります。
主要ブックメーカーのキャッシュアウト機能をまとめてみました。

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
bet365
Sportsbet.io×
10BET×
Marathonbet×
BONS×××
188BET×
William Hill×
PINNACLE×××××

ピナクル以外はシングルベット、マルチベットどちらでもキャッシュアウトが可能です。
ピナクルはキャッシュアウトはありませんが、オッズが高かったり、いくら勝っても規制がなかったりと、他とは違う土俵で戦っています。
ブックメーカーによっては事前に設定した金額で自動的にキャッシュアウトされる自動キャッシュアウトと、賭けの一部をキャッシュアウトできる部分キャッシュアウトがあります。
更新頻度はキャッシュアウトできるタイミングの多さや、キャッシュアウト額が更新される頻度を独断でつけています。
ネット環境などによっても変わってくると思いますので、あくまでも参考程度にご覧ください。

それぞれ詳しく解説していきます。

bet365

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO

bet365のキャッシュアウトは機能面スピード面どちらもクオリティが高いと言われています。
自動キャッシュアウト部分キャッシュアウトの両方を備えているのはbet365のみ。

試合経過に合わせてキャッシュアウトの状況も目まぐるしく変化し、キャッシュアウト申請後すぐに受理されるため、スピードは最速です!ただし、試合経過に合わせた状況の変化とキャッシュアウト申請から受理が早すぎるのが逆にデメリットになることも…
例えば、サッカーのライブベットでゴールが決まった直後にキャッシュアウトをした際に何らかの理由でゴールが取消された(オフサイド、ファウル等)場合、キャッシュアウト時に実際にはゴールが決まっていなかったことになり、当時のキャッシュアウト額が間違いと判断されて、試合終了後に正しい結果でベットが確定し直されます。
しかし、既にキャッシュアウトしてしまっているので試合中にベットは戻らず。。。最悪の場合、そのまま負け扱いになってしまうことも。過去に掲示板にもご報告がありました。

bet365のキャッシュアウト使用方法

アプリは画面下、PCは画面上または右のMy Betsからベット中の画面を開きます。
Cash Outのボタンをタップするとすぐさまキャッシュアウトができます。

bet365の場合、試合開始直前までベットした全額キャッシュアウトが可能です。間違ってベットした時などは助かりますね。

bet365の自動キャッシュアウトは使い勝手がイマイチ…

一定の額に達したら、自動でキャッシュアウトされるように設定することができます。
キャッシュアウトボタン横の歯車から、Auto Cash Outをタップして金額を設定したらCreate Ruleをタップ。

次にRemove Ruleをタップすれば自動キャッシュアウトをキャンセルすることが可能です。

一見便利そうなbet365の自動キャッシュアウトですが、シングルベットの場合、ベット額よりも高額でないと設定ができない=損切りには使えないので、正直使いどころはそこまでない気がします。。。1000円ベットしてキャッシュアウト額に500円を入力すると、The minimum value is 1,100.00と表示されました。
設定できる自動キャッシュアウトの最低額は1,100円ということになります。

自動キャッシュアウトと部分キャッシュアウトは合わせて使用することができます。Auto Cash Outの後にPartial Cash Outを選択。
If the value reachesでいくらになった時にキャッシュアウトするかを決め、Partial Cash Outで実際にキャッシュアウトする金額を入力しましょう。
Create Ruleをタップしたら設定は完了です。

bet365の部分キャッシュアウト

部分キャッシュアウトはPartial Cash Outをタップして、スライダーでキャッシュアウトしたい金額を設定し後はCash Outを押すだけ。

Sportsbet.io

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
×

試合中にキャッシュアウトできるタイミングと金額の変動する頻度は比較的多いです。
キャッシュアウトの受理にはbet365よりは時間がかかりますが、比較的早いほうと感じました。

キャッシュアウト画面も見やすく使いやすいと思います。
トラブル時には日本語対応のチャットがあるので安心して使えますね。

アイオーのキャッシュアウト使用方法

画面上の数字をタップすると、ベット中の賭けが表示されます。

ベットをタップするとキャッシュアウトの表示が出てくるので、あとはキャッシュアウト→確認とタップしたらキャッシュアウト完了です。
確認ボタンがあるのは、間違えて押してしまった時にも助かりますね。

部分キャッシュアウト

「キャッシュアウトする賭け額」に金額を入力し、あとは通常のキャッシュアウトと同じくキャッシュアウト→確認とタップしたらキャッシュアウト完了です。

10BET

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
×

試合中にキャッシュアウトできるタイミングや金額の更新頻度はbet365ほどではないですが多いです。
自動キャッシュアウトの機能はありませんが、それを除けば機能面、更新頻度などbet365に次いで使いやすいと感じています。

こちらも日本語に対応しているので、万が一トラブルなどがあった場合には問い合わせがしやすいです。

10BETのキャッシュアウト使用方法

画面上の「ベット中」からベット一覧を開きます。「全てのベット」の横にある「キャッシュアウト」をタップするとキャッシュアウト可能なベットのみが表示されます。
キャッシュアウトしたいベットのキャッシュアウト→キャッシュアウトの確認をタップしたら完了になります。

部分キャッシュアウト

キャッシュアウトボタン横の小さいボタンをタップします。
あとはスライダーで金額を設定し、キャッシュアウト→キャッシュアウトの確認をタップするだけです。

Marathonbet

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
×

マラソンベットでは自動キャッシュアウトが利用できます。自動キャッシュアウトが使えるのはbet365とマラソンのみ
しかもマラソンはベット額よりも少額を設定できるので、損切りにも使える自動キャッシュアウトを備えた唯一のブックメーカーなんです!

アプリでの動作がやや遅く、アプリではキャッシュアウトできなくてもPCサイトであればキャッシュアウトできるということがありました。
アプリで見てキャッシュアウトできない場合も、諦める前に一度PCで確認してみましょう。

アプリではキャッシュアウトの表示がなくてもPCではキャッシュアウトができることがあります。

マラソンベットのキャッシュアウト使用方法

アプリでは画面下のMy Bets、PCでは画面右のOpen Betsからベットを開きます。

Cash Outをタップするとすぐさまキャッシュアウトされます。確認ボタンなどないので注意が必要です。

損切りにも利確にも使える自動キャッシュアウト

マラソンベットの自動キャッシュアウトはベットより高額と低額の2つ設定できるので、損切りにも利益確定にも使える大変便利な機能です!

歯車ボタンをタップすると金額の入力画面が表示されます。

Less thanは入力した金額より少額になるとキャッシュアウトされるので損切りに使えます。逆にGreater thanは入力した金額より高額になるとキャッシュアウトされるので利確に使えます。両方同時に使えるのでとっても便利!
海外のリーグやトーナメントだと深夜や明け方に試合をしていることも多いですから、損切りの額を設定しておけば「全額損した!!」なんてことも減りますね〜。おすすめです。

金額を入力して、Saveをタップしたらもう設定完了です。

金額は変更、削除もボタンひとつでできて使いやすいです。

BONS

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
×××

キャッシュアウト可能額が試合経過によって更新されないため、手動でページを更新する必要があります。
なので、しばらく更新せずに、表示されている金額でキャッシュアウトしようとしてもできない場合があります。

キャッシュアウト画面のデザインは整っていて一見使いやすそうに見えますが、
いつキャッシュアウトできるのか、現在いくらでキャッシュアウトできるのかがリアルタイムでわからないため、少々使いづらさを感じました。

BONSのキャッシュアウト使用方法

スポーツベットのトップページのレシートアイコンからベット一覧を開きましょう。
あとはキャッシュアウトをタップするだけでキャッシュアウトが完了します。

188BET

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
×

188BETでは最近キャッシュアウトのサービスが開始されました。

10BET、スポーツベットアイオーなどに比べると、試合中キャッシュアウトできるタイミングや額の更新頻度が少ないため、チャンスが少なめです。
バスケなど状況が目まぐるしく変わるスポーツでの使用にはあまり向いていないかなという印象です。

188BETのキャッシュアウト使用方法

画面上部の黒いメニューバーをスライドすると出てくる「私の賭け」をタップして賭け一覧を表示します。
キャッシュアウト→キャッシュアウトを確定とタップすればキャッシュアウトが完了します。

188BETの部分キャッシュアウト

キャッシュアウトの横にあるボタンをタップし、スライダーで金額を選択したら、通常のキャッシュアウトと同様、キャッシュアウト→キャッシュアウトを確定とタップして完了です。

独自プラットフォーム&アプリ。サブ使いには良いかも
毎日数時間× 入出金方法エコペイズのみ

William Hill

シングルマルチ更新頻度部分CO自動CO
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ウィリアムヒルでは、キャッシュ“アウト”ではなく、キャッシュ“イン”ですが名前が違うだけで基本的な機能は同じです。
試合中のキャッシュアウト可否と金」額の更新頻度は少なめです。

ウィリアムヒルのキャッシュアウト使用方法

オープンベットからベット一覧を表示しましょう。Cash In→確認をタップしたらキャッシュアウトは完了です。

ウィリアムヒルも試合開始まで十分時間があれば賭けた全額キャッシュアウトができます!

ウィリアムヒルの部分キャッシュアウト

ウィリアムヒルの部分キャッシュアウトもスライダーで金額を設定するタイプですが、10%ごとに変更できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今までキャッシュアウトはどれも同じと思っていましたが、このように比べると各ブックメーカーでメリット、デメリットがあることがわかります。
キャッシュアウトの使用を前提で考えると、
bet365は更新が頻繁なので、ライブベットで重宝するかと思います。
10BET、スポーツベットアイオーもなかなか使いやすいですし、機能の完成度も感じます。万が一トラブルがおこった時は日本語で問い合わせできるのでメインで使えそう。
唯一、損切り自動キャッシュアウトが可能なマラソンベットも便利ですね!

複数のブックメーカーをいいとこ取りして賢く使えば、ベットの幅も広がるでしょう。

ただし、キャッシュアウトはブックメーカーの厚意で使えるんだということも忘れずに利用したいと思います。

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